ミノキシジル外用薬

ミノキシジルはもともと高血圧の経口薬として、1960年代にアップジョン社(現在のファイザー)によって開発されました。その後、服用していた患者さんの脱毛症が回復される効果が発見され、1980年代にAGA(男性型脱毛症)の治療薬として販売されることになりました。
ミノキシジルの外用薬は日本皮膚科学会の「男性型脱毛症診療ガイドライン」策定委員会によって“男性、女性共に推奨度A”とされており、下記の通り第一選択薬にあげられています。
「男性症例に対して 5% ミノキシジル外用液
を外用療法の第一選択薬として,また女性症例に対し
て 1% ミノキシジル外用液を治療の第一選択薬として
用いるべきである」

ミノキシジル

ミノキシジル外用薬の効果について

ミノキシジルは毛包という毛を生み出す器官に直接作用し、細胞増殖やタンパク質の合成を促して発毛させます。
毛髪には発毛から脱毛に到るヘアサイクルというものがあります。
ヘアサイクルは、成長期(2〜6年)→退行期(2〜3週間)→休止期(3〜4ヶ月)となっており、成長期には発毛と成長、退行期に毛包の退化、休止期には成長の停止という順序を繰り返します。
AGAを含めた壮年性脱毛症の症状は、通常2〜6年の成長期が数ヶ月〜1年程度になってしまい、脱毛数が発毛数を上回ることで発症します。
ミノキシジルは休止期の毛包を成長期へと活性化させる“移行促進作用”と、毛包を大きく深く成長させる“成長期維持作用”の二つの作用で発毛を促します。

ヘアサイクル

ミノキシジル外用薬の副作用について

ミノキシジル外用薬の副作用は主に局所性のもので、頭皮の発疹やかゆみ、かぶれ、フケ、局所発熱、発赤なのです。
この中でも発症数が多いのはかゆみですが、ミノキシジル自体や添加されている乳化剤やエタノールなどによるアレルギー反応によるものです。アレルギー反応が出た場合は乳化剤やエタノールを含まないミノキシジル外用薬用います。
いずれにしても局所性の副作用は重篤なものではありません。
しかし頻度は少ないのですが全身性の副作用もあります。全身性の副作用はミノキシジル内服薬と同じ狭心症や不整脈、動悸といった心血管系の副作用です。
※日本皮膚科学会のAGA診療ガイドラインによると2%、3%のミノキシジルを用いて約150例の男性患者を対照に1年以上の長期投与を行ったところ、重篤な副作用は生じなかったと報告されています。

ミノキシジルの副作用について

当院で処方するミノキシジル外用薬

当院では男性と女性それぞれにミノキシジル含有量が異なる2種類のミノキシジル外用薬をご用意しております。
男性にはミノキシジル5%のNR-07、女性にはミノキシジル2%のWomen’s Regaineを処方致します。